「解き直しってなに?」から見えた子どもの視点
日々の塾ブログ今日、小学5年生の男の子に算数を教えていたときのことです。
テストの問題を解き直すように伝えたら、彼が「先生、解き直しってなに?」と素直に聞いてきました。
私たち大人にとって「間違えた問題をもう一度解き直す」という行為は、当たり前の勉強法です。でも子どもにとっては、「解き直す」という言葉自体も、やり方も、そもそもその意味もピンと来ていないことがあるんですね。
ここで大事なのは、子どもたちが大人と同じ目線で勉強を理解しているとは限らない、ということ。
当たり前だと思っていることでも、まずは「どうやるのか」「なぜやるのか」を一つひとつ丁寧に伝えてあげる必要があります。
たとえば「解き直し」なら、
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もう一度同じ問題を自力で解いてみる
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間違えた原因を見つける
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正しい解き方を定着させる
この3つが大切だと伝えました。
保護者の方も、ご家庭でお子さんに「復習しなさい」と声をかけるとき、ぜひ「どうやるのか」まで具体的に示してあげてください。 「間違えたところをもう一度解いてみよう」など、少し言葉を添えるだけで、子どもにとって行動のイメージがぐっとクリアになります。
小さな気づきですが、勉強の習慣はこうした積み重ねで身についていきます。
シエルアカデミーでは、子どもたちが“わかったつもり”で終わらず、具体的な行動として身につけられるよう、日々サポートしていきたいと思います。