超集中勉強法!?ポモドーロテクニックの紹介!
八木校ブログこんにちは、シエルアカデミー八木校の杉本です。
1学期も約半分が過ぎ、いまは定期試験直前または定期試験の最中だという人も多いでしょう。
この時期になると、
「やるべきことが多くて、何から手をつければいいかわからない」
「長時間の勉強で集中力がもたなくて困っている」
といった悩みをよく聞きます。
そんなみなさんにおすすめしたいのが、『ポモドーロテクニック』という勉強法です!
ポモドーロテクニックとは?
ポモドーロテクニックは、イタリア人のフランチェスコ・シリロさんによって考案されたタイムマネジメント術です。
ちなみに、ポモドーロとはイタリア語で『トマト』を意味します!
簡単に説明すると、25分の作業時間と5分の休憩時間を1セットとして繰り返し行うことで、集中力を維持しながら生産性を上げることができる作業法です。
このポモドーロテクニックはビジネスシーンをはじめとして多くの人に支持されており、中高生の勉強においても特に暗記科目で効果を発揮することが知られています。
5月19日に八木校で行った中学生・高校生向けの理社マラソンでは、実際にこのポモドーロテクニックに基づいたカリキュラムを組んで勉強を行なってもらいました。
来てくれた生徒さんからは「いつもより集中して勉強できた」との声も上がっており、私自身ポモドーロテクニックの有用性を改めて実感するいい機会となりました。
それでは、実際にポモドーロテクニックを試してみましょう!
ポモドーロテクニックをためしてみよう!
ポモドーロテクニックは、以下の5つのステップで構成されています。
1.事前準備
実践するにあたって、準備するものが2つあります。
まず1つは、時間を正確に測るためのタイマーです。
もちろんスマートフォン内蔵のアプリを用いてもいいですが、勉強中にスマホがどうしても気になる人はキッチンタイマーなどを用意するといいでしょう。
もう1つが、自分のやるべきことを可視化するためのリストです。
こちらは適当な紙に書き込んでいく形で問題ありません。具体的なリストの作り方については、次のステップで確認します。
2.やるべきことを確認して作業リストを作る
作業に取り組む前に、今の自分がやるべきことをリストアップしてみましょう。
その際、行う作業のそれぞれに優先度を設定することがとても大事です。
優先度を設定する際の基準は人それぞれですが、定期試験で特に良い得点を取りたい教科や課題が多く出ている教科などは優先して取り組むべきでしょう。
3.優先度の高い作業を一つ選んで25分間取り組む
作業リストが作れたら、その中から優先度の高いものを選んで25分間の作業を開始します。
このステップで大事なのは、1つの作業だけに集中して取り組むこと!
複数の作業を並行して行うとどうしても効率が落ちてしまうので、必ず1つ課題だけに25分間向き合うようにしましょう。
作業内容によっては早く終わってしまうこともありますが、その場合は次の作業に進むのではなく、その場で切り上げてステップ4に進みます。
4.作業内容を記録し5分間の休憩をとる
25分間の作業が終わったら、できた部分とできなかった部分のチェックを作業リストに書き込んだのち、必ず5分間の休憩を挟みましょう。
休憩の間は勉強のことは完全に忘れることが重要です。
好きな飲み物を飲んだり、軽く体を動かしたりして気持ちをリフレッシュしましょう!
また、もし直前のステップ3で集中しきれなかった場合は、その原因を考えて排除することで自分が集中しやすいように環境を整えることを意識しましょう。
5.3〜4を計4回繰り返したのち、30分間の休憩をとる
小休憩が終わったら、また作業リストを確認してから25分間の作業に戻ります。
この25分間の作業と5分間の休憩のサイクル(ポモドーロ)を最大で計4回繰り返したところで、小休憩の代わりに30分間の休憩をとりましょう。
また、ここまでで完了した作業を確認して作業の優先度を更新しておくと、次のサイクルがスムーズに進みます。
休憩が終わったら、上記の3〜5のステップを繰り返します。
このように1つの作業に集中する時間としっかりと休憩する時間のサイクルを繰り返すことで、集中力を維持しながら作業効率をアップさせるのがポモドーロテクニックです。
ポモドーロテクニックの利点
ポモドーロテクニックを勉強に取り入れることで、次のような利点があります。
1.マルチタスクを防止し、作業効率をアップする
25分の間に取り組む内容を明確に設定することで、一つの課題に集中して取り組むことができます。
また、一般的に効率が低下するマルチタスクを防止することで、高い作業効率を維持する助けになります。
2.勉強のストレスを軽減し、モチベーションを維持する
25分ごとに休憩を挟むことで過度な集中を防ぎ、長時間の勉強からくるストレスを緩和することができます。
また短期間での目標設定を明確にすることで、モチベーションを維持しやすくなります。
3.勉強の予定が立てやすくなる
1サイクルあたりの時間が明確に決まっているので、勉強にかかるおおよその時間がわかりやすくなります。
また毎日決まった時間だけ勉強することで、日々の勉強習慣の形成にも役立ちます。
さいごに
今回は、多くの人が活用している作業法『ポモドーロテクニック』について紹介しました。
もっと詳しく知りたい方は、フランチェスコ・シリロさんの著書『The Pomodoro Technique』や公式サイト(https://www.pomodorotechnique.com/)もチェックしてみてください!
ポモドーロテクニックをうまく取り入れて、日々の勉強の効率アップを目指しましょう!