「学習課題」にフォーカスする①
塾長のつぶやきシエルでは、中学生になると授業のはじめに「勉強の目標」を自ら設定する。
昨年度は、講師が塾生に「今日の勉強で気を付けることは?課題は?」と質問し、
塾生がそれに答え、講師が生徒カルテに記入するという形をとっていた。
今年度は、中学生以上の塾生は目標達成ノートを一人ひとり持たせるようにしたので、
ノートに毎回記入させるように変えた。
「書く」という行為は、「考える」という行為に等しい。
塾生たちには自ら「書く」という行動を通して、自らの学習課題に意識をフォーカスしてもらう。
筋トレは闇雲に行うよりも、鍛えたい部分を意識しながら(フォーカスしながら)行う方が筋肉がつきやすいと言う。
勉強も同じである。
授業に来て、ただ言われたことを行うだけよりも、自らの課題意識を持って取り組む方が、格段に成果は高まりやすい。
いわゆる勉強が得意な子というのは、これを無意識でやっている。
だから、勉強すればするほど、もっと得意になる。
勉強が苦手な子は、この課題意識が弱い。
だから、シエルでは授業のはじめに、強制的に意識を向けさせるのである。