シエルの授業に出ると自己肯定感が上がる。②
塾長のつぶやき前回の続きから。
「今日の授業でできるようになったこと・学んだこと」
授業の終わりに、塾生はこの質問を考え、自らノートに書いていく。
この質問、
スラスラと書ける子と、全然進まない子に分かれる。
中には、
「ない!」と言い切る子もたまにいる。
そんな子には、授業を一緒に振り返りながら、新たに学んだことを思い出していく。
「授業のはじめに決めた学習課題(勉強の目標)は意識してできた?」
それが意識してできたということも、立派な成長だ。
スラスラ書ける子と書けない子の差はどこから来るのか。
これも以前お話しした、フォーカス。どこに意識の焦点を合わせているか、ということと関わりが深い。
物事には必ず両面が存在する。いや、世の中のあらゆるモノは多面体である。
一つの事象も、どの角度から見るかで見え方は変わる。
私たちはその「モノの見方」によって、感情や自己認識を左右される生き物である。
そして、大事な事実は、ネガティブな受験生よりもポジティブな受験生の方が受かりやすいということである。
「ポジティブ脳」は「ネガティブ脳」よりも31%勉強効率が上がるという研究結果もある。
授業が終わるたびに、「今日できたこと」「今日新たに学んだこと」「今日成長できたこと」を考えるということは、
強制的にポジティブな方向に意識をフォーカスさせるということである。
これを続けていくと、本当にポジティブ思考になっていくから不思議だ。
「習慣の力」というのは思っている以上に偉大でパワフルなのだ。
だから、塾生にはできれば、授業外でも毎日ノートに記入することをお勧めする。
書けば書くほど、ポジティブ脳になり、自己肯定感が高まり、受験成功に近づくのである。